マンションの耐震等級とは?

マンションの耐震等級は簡単に言うと、壊れにくさを表す数値です。
数値が大きいほど耐震性のある建物ということになります。

耐震等級は3段階です。
等級1だからといって、耐震性が乏しいというわけではありません。
等級1でも新耐震基準を満たすレベルに認定されています。
等級1でも数百年に1度程度発生する地震に対しても倒壊、崩壊しないとされています。

等級2は、等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる強さを表しています。
等級3は、等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる強さを表しています。
2000年に定められた法律なので、それ以前の建物だと耐震等級が記載されていない建物もあります。

ちなみにマンションを調べると、ほとんどが等級1です。
等級1でも十分な耐震性があるため、等級2、等級3になるような施工は行いません。

等級2、等級3にするにはそれだけ外壁や骨組み強度を増さなくてはいけないので施工費用が掛かる、部屋が狭くなるなどデメリットも多いため、一般的なマンションではそこまで求めないケースが多いです。

もしマンションを選ぶ際に耐震性が気になる方は、耐震等級の表記があるかどうかだけを気にしておけばよいでしょう。