畳の歴史について

さかのぼると、畳の由来ともなった床素材は奈良時代や平安時代から確認されています。
そして鎌倉時代から室町時代になると高貴な客人のもてなしの床として使われていました。

それが段々と一般庶民に広まり、江戸時代には一般家庭でもわらを使った畳がスタンダードなものになっていきました。

そして現代は1畳分の畳だけでなく、正方形の畳も登場しています。
琉球畳は正方形で縁なしの素材になっていて、畳の目が細かいのが特徴です。

イグサを使った落ち着きある色合いになっています。
そして畳というと若草色が印象的ですが、最近は亜麻色、黄金色、薄桜色、胡麻色などバリエーションが増えてきました。

そして単色のみではなく、パネルのように2種類ほど組み合わせることで色のメリハリがつき、デザイン性も豊かになっています。

遠くから見るとパネルのようになっているので、昔ながらの畳の印象はありません。
和室でも非常にお洒落さがありますので、中高年の方だけでなく、30代や40代でも好んで和室を選択するケースが増えています。

畳は調湿効果もあり、湿気がたまりやすい日本のような気候にはとても向いています。
フローリングより畳のある部屋の方が程よい湿度が保たれます。