防草シートの選び方

防草シートとは、雑草の育成に必要な光を遮断するためのシートです。雑草に光合成をさせないようにすることで種が入り込んでも育つことが出来なくなり、面倒な草むしりの手間を省くことが出来ます。

除草剤が撒けない場所にも使用することができ、安心・安全な雑草対策の一つです。

 

防草シートにはさまざまな種類があります。材質はポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステルなどが一般的ですが、一番の違いは耐用年数でしょう。

ポリプロピレンやポリエチレンはコストが抑えられますが、熱や紫外線に弱く数年で張替えが必要になります。取り急ぎの施工やいずれ別の施工を考えている時にはこちらがおすすめです。

ポリエステルはややコストが高めですが、熱や紫外線による劣化に強く耐用年数が長めというメリットがあります。長期間の対策にはポリエステル製の防草シートがおすすめです。

 

防草シートを選ぶときは、遮光率とシートの密度にも注目する必要があります。遮光率が低いとせっかく防草シートを敷いても光を通してしまい、シートの下でも雑草が育ってしまいます。また目の粗い敷布などでは育った雑草が編目の隙間から出てきてしまいます。防草効果をあげるのであれば、強度の高い不織布がおすすめです。