レッカー車の運転に必要な免許

レッカー車は、他の自動車を釣り上げてけん引することが出来る装置を持つ牽引自動車です。特殊な車のため、このレッカー車を運転するには通常の免許では運転できないのが普通と考えるでしょう。ですが、日本では一般的なレッカー車は普通自動車に分類されるため、普通免許を所持していれば運転できるということになります。中型自動車や大型自動車に分類されるサイズのものは、それぞれ対応した免許が必要になります。

 

しかし、クレーン装置やウィンチ操作といったクレーン部分の操作に関しては、玉掛作業者、移動式クレーン運転士、巻上げ機運転者の資格取得が求められます。また赤色回転灯やサイレン装置を搭載したレッカー車の緊急走行には公安委員会の審査や実務経験が必要です。

 

牽引免許を所有していなくてもレッカー車の運転は出来ますが、仕事としてトレーラーなどの連結車をけん引するなどの業務では牽引免許の取得経験がなければ運転は難しいでしょう。

 

結論として、レッカー車は普通免許のみでも運転できますが、業務で使用するのであれば牽引免許の他にクレーン装置の操作に必要な資格を所有していることが望ましいと言えます。もし会社で資格取得支援制度の対象となるようなら、積極的に活用して取得を目指すとスキルアップやキャリアアップにもつながるのでおすすめです。