テラス窓ってどんな窓?

テラス窓とは、出入りが出来るように床面に接した窓です。庭やテラスに面した場所に取り付けるため、このように呼ばれています。本来は掃除のときにほこりを履き出すための窓だったため、掃き出し窓とも呼ばれます。テラス窓と掃き出し窓は同じものを指します。

 

テラス窓は多くの住まいで取り入れられているため、テラス窓がない住居の方が珍しいのではないでしょうか。窓が大きいため換気もしやすく、採光性にも優れています。庭や外の風景が良く見えるという眺望に関するメリットもあります。

 

テラス窓にもデメリットはあります。ガラス部の面積が広いため、外気の影響を受けやすくなります。また外から室内が見えやすくなるため、防犯面やプライバシーの面でも注意が必要です。台風など災害で割れてしまうと被害が大きくなるため、安全対策も欠かせません。しかし、これらを心配してテラス窓を一切付けないというのは家作りにおいては現実的ではないでしょう。断熱性の高い窓を採用する、防犯ガラスや強化ガラスを使用するなど、目的に応じた窓を設置することで対処しましょう。

 

近年では、下枠の段差が少ないフラットなテラス窓が人気です。掃除がしやすく転倒のおそれが少ないことからどんな方にも使いやすく、バリアフリー住宅にも採用されています。