フレッシュコンクリートとはどんなもの?

コンクリートと聞くと、どのような状態のものを想像するでしょうか。駐車スペースや建物などに使われている硬い灰色の石状のものを想像する方が多いのではないでしょうか。

 

コンクリートは、砂・砂利・水・セメントを混ぜ、型枠に流し込んで硬化させたものです。一般的に、コンクリートと言えば硬化後の状態のものを指します。一方、フレッシュコンクリートとはまだ硬化していないコンクリートのことを指します。「生コン」あるいは「生コンクリート」とも言われます。こちらの名称の方が聞き覚えがあるという方も多いでしょう。

 

フレッシュコンクリートは、流し込める最適な状態が保たれている時間に限りがあります。そのため、運搬や使用時間にJISによる規定が設けられています。

フレッシュコンクリート(生コンクリート)を工場から現場まで運搬する役目を担っているのが、コンクリートミキサー車です。荷台に積んだ大きなドラムを回しながら走っているのが特徴的ですが、当然ながらこれにはちゃんと理由があります。フレッシュコンクリートは流動性が高いため、そのままでは砂や砂利と水が分離してしまいます。現場に到着後すぐに使えるよう、混ぜ合わせながら運ぶという大事な役目を果たしています。