鉄筋コンクリートの基本的な特徴と耐久年数について

ビルやマンションの特徴を情報として示すときに建物の構造を「木造」「RC造」「SRC造」「S造」などと表示されています。

「木造」はわかりやすく木材を使用した構造、「RC造」とは構造が鉄筋コンクリートでできていることを指し、「SRC造」とは鉄骨鉄筋コンクリート造、「S造」は鉄骨造とも呼ばれています。

鉄筋コンクリートは別名「Reinforced Concrete(強化されたコンクリート)」と言い、頭文字を取って「RC造」と呼ばれています。

鉄筋コンクリートの構造は、建物の梁や柱などの部分に太さ1㎝以上の鉄筋を埋め込んだコンクリートを使用して建物の強度を高めますが、コンクリートに鉄筋を埋め込む工程が増えるためその分コストが高くなっていまします。

鉄筋コンクリートの特徴は、木造に比べると隙間が出にくいため遮音性や気密性が高く、耐震性、耐火性などに優れていていることがあげられます。そしてコンクリートを使用しているため素材自体が重たく、高層の建物よりも中低層の建物に多く使用されていましたが、最近では建築技術の発達により高層の建物でも鉄筋コンクリートを採用することが増えています。

 

建物は基本的には経年劣化をしていきます。

建物の構造には法定耐久年数が定められていて、鉄筋コンクリートの耐久年数は47年と他の建物の構造に比べると最も長くなっています。