珪藻土(けいぞうど)をご存知でしょうか?
珪藻土とは「珪藻けいぞう)」と言う唇のような形をした植物プランクトンが化石化したものが珪藻土となるのです。水中に漂う藻の一種の珪藻は、河川や湖の多い日本では豊富に産出され特に岡山、大分、石川、秋田が有名です。
現在、住宅建築業界では自然素材の建築材料を取り入れる企業が増え、その中でも珪藻土は最も注目されているのです。
ここでは、珪藻土の効果的な利用方法を3つご紹介します。
・ 湿気対策
珪藻土には調湿効果があり四季を通じでお部屋の湿度を快適に保つ効果があります。また、珪藻土が優れているのが、部屋の中が乾燥しているときには吸い込んだ水分を吐き出してお部屋の湿度を一定になるように保ってくれることです。
木炭や備長炭も同じような効果があると言われていますが、珪藻土は4~6倍もの調湿効果があると言われているのです。
・ 防臭対策
珪藻土は湿気の他に匂いも吸収するため防臭効果もあります。珪藻土を壁材として利用することで、部屋に付いた料理やタバコの匂いの他に、ホルムアルデヒドなどの有害物質も吸収してくれるため安心です。
・ 耐火性
珪藻土は1,259℃の温度まで耐えることができる珪藻土は火災にも強く、主成分は二酸化ケイ素なので熱伝導率が低く、たとえ火事になったとしても最小限に被害を抑えることができるのです。
こうしてみると、珪藻土は住宅建築素材として適していると言えるでしょう。