木造住宅は、柱や壁などの家を構成する主要な部分に木材を利用している建築方法で建てられた住宅です。
日本では古くから寺社仏閣をはじめ数多くの建物は木造で建てられていて、現在でも住宅の9割近くは木造建築で建てられているので馴染み深い建物ではないでしょうか。
木造住宅が古くから日本で広く用いられる理由は、木材が豊富であったことに加えて、吸水性・吸湿性に優れている木材は四季によって温湿状態が大きく変化する日本の気候に適していたからだと考えれれます。
そして他にも木造住宅の人気の理由に断熱性や調湿性が高いことも挙げられます。
木材はコンクリートや鉄骨に比べると熱を通しにくく、湿気を吸収して放出する役割もあるため自然に湿度を調節してくれる働きがあります。
そのうえ木造住宅は建物の間取りやデザイン面でも自由度が高く、将来的にリフォームをする場合でも間取りの変更がしやすいのも特徴です。
そのうえ、建築費は鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅に比べるとコストが安く抑えることができ、安くて機能性に優れている住宅ができることが根強い人気の秘密だと言えます。
また、木造住宅は木ならではの自然の温かみと、木から発せられる「フィトンチッド」と呼ばれる香りの成分によってリラックス効果も得ることができ、自宅に居ながら癒されることも人気の理由だと言えるでしょう。