建設業には29種類の仕事があり「大工仕事」とはその中の1種です。
仕事内容は木材の加工や取り付けよって工作物を製造する他に、工作物に木製設備を取り付けるのが主な仕事です。
また、建設業許可事務ガイドラインでは大工工事の他に型枠工事・造作工事も大工工事の部類に入ります。
これらは、それぞれに用いる材料や工程において分類されていて、ここでは大工工事について解説します。
◇ 大工工事
支柱や外壁などの建物の構造部分工事を行うのが大工工事になります。
◇ 型枠工事
型枠の種類によって工事の内容によって異なり、「システム型枠」ではユニット化したパネルをプラスチック製品にて繋ぎ大きな型枠パネルが形成されることで短時間で組み立て・解体できるようになっています。特殊な技術が必要なく、少ない人数で施工が可能です。
「化粧打ち放し枠型」は、コンクリートの表面に塗装をしない状態での仕上がりに用いられる工法です。
◇ 造作工事
床板・天井・建具・棚などの建物内部の造作を取り付けて仕上げる工事です。
木材は使用する素材によって堅さや収縮の度合いが異なるため調整する必要があり、他にも台や窓枠の設置や内部設備を取り付けるための設備作りも造作工事のひとつになります。