伝統的な日本の住宅に欠かせない和室は、洋室にはない温かみや香りが魅力です。
しかし、近年の新築住宅では和室がない住宅もあるようです。
ここでは、改めて和室の特徴を解説して、和室の魅力に迫ってみました。
◇ 和室の特徴
和室は日本風の部屋のことで、床面に畳が敷き詰められています。
畳のサイズは地域によって違い、京都・大阪等の近畿地方をはじめ関西や九州などで用いられているのが「京間」で、京間は191×95.5CMと最も大きなサイズです。
全国的な標準規格として関東を中心に「江戸間」「関東間」と呼ばれる176×88CMの畳が使用されています。
他にも中京間や団地間と言った種類があります。
◇ 和室の効果
高温多湿の日本では部屋の温度招請をしてくれる畳は日本の気候には適していて、和室に使用される「砂壁」も畳と同様に吸湿性に優れているのが特徴です。
また、元々薬草として使われていたイ草の香りはリラックス効果もあり、不眠にも良いと言われています。
ただ、フローリングに比べると畳の隙間にホコリが溜まりやすく、そのためカビやダニが発生しやすくなることが難点です。
しかし最近では和室の魅力が再認識され、リビングの一角に畳を敷いて和室を作る住宅も増えてきたようです。