介護リフォームは要介護者にとって危険個所をなくして、安全で住みやすい環境を作ることです。
そのため、介護に伴うリフォームをする際には、介護される方にとっても介護する方にとっても暮らしやすくリフォームするのが理想的だと言えるでしょう。
ここでは、これから介護を伴うリフォームをする方のために、介護リフォームを成功に導くポイントを解説します。
・ 要介護者の介護の程度に合わせる
介護を受ける人ができる限り自立した生活を送れるようなリフォームをします。
例えば、自力で歩ける方であれば「手すりを付ける」「段差をなくす」「入浴やトイレを円滑に行えるようにする」等があります。
車いすの方であれば「スロープを付ける」「安全に介護できるような動線やスペースを確保する」等を考慮しましょう。
・ 抑えておきたいリフォーム場所
階段・トイレ・要介護者の居住スペース・廊下等の手すりの設置や、床を滑りにくい素材に変える、階段等の段差の解消が一般的です。
場合によってはトイレを介護用に変える、廊下の拡張、ドアを引戸にする等の工事も必要になります。
介護保険では介護に伴うリフォームに最高20万円まで補助する制度があり、この補助金は要支援・要介護にかかわらず利用できるので、お住いの自治体に相談してみましょう。