大工の棟梁とは?棟梁の意味と役割を解説

棟梁とは、「棟」と「梁」という建物にとって大切な2つの構造物を繋ぎ合わせて作られた言葉で、建設場の中心人物のことを指します。

建設現場だけではなく、歴史的に見ると武士や僧侶等の筆頭者の代名詞として使われていることもあるようです。

建設現場では建物の設計から働く作業員の取りまとめて取り仕切る人を棟梁と呼び、一般企業で例えるならマネージャーと言った管理職になります。

 

◇ 棟梁の役割

建設現場では建物が完成するまでに大工や電気・水道等の設備を設置するための設備業者や施工にまつわる各職人等多くの人が関わります。

こうした、現場の人達をまとめるのは本来は現場監督の仕事ですが、現場監督の中にはいくつもの現場を掛け持ちしているため不在の場合があります。

大工の棟梁は現場監督が不在の場合は、現場で働く人たちを統率して工事を安全に滞りなく進めていく進行役の役割があります。

 

◇ 仕事内容

具体的な仕事内容は工事の進歩管理や指示、資材の発注や重機や足場の手配、安全管理、施主への説明などがあり、多様な業務を求められるため責任も大きくなります。

棟梁なるためには大工としてのスキルだけでななく、マネジメント能力やコミュニケーション能力も必要とされていて、大変な重圧はありますがやりがいのある仕事だと言えるでしょう。