ダム工事の基礎知識、ダムについて知ろう!

ダム工事は土木工事の一環です。

ダムは川をせき止めて水を貯水する構造物で、私たちの生活や社会に欠かせない物なのです。

 

◇ ダムの役割

・ 治水

川が氾濫したり、渇水したりしないように水の量を調節する役割があります。

 

・ 流水の正常な機能維持

川の状況は雨の量によって大きく変わります。

雨で水量が多い時にはダムに貯水し、一方で水量が少なくなるとダムの水を放出して川の水量をコントロールします。

 

・ 利水

生活に必要な水をはじめ工場や畑で使用する水を届けているのです。

 

・ 発電

ダムの近くには発電所があり、地域へ電力を供給してくれます。

ダムで貯水された水の力で水車を回し、その回転によって発電機を動かして電気を作り各家庭に届けるのです。

 

 

◇ ダム工事の流れ

まず、ダム工事予定地の地質や岩盤,生物関係を調査し、設計を実施します。

その後ダムの基礎を気付くために掘削をおこない、計画に基づいてダム工事を進めていき、ひび割れ等に注意しながらコンクリートを打ち重ねていきダム本体を建設します。

ダム工事と平行して、管理事務所や設備の建設もおこないます。

ダム工事完了後ははダム本体の強度を確かめて、水を入れて漏れていないかの試験をおこない問題がなければ完成です。