地盤の強度を知るための地盤調査の種類について

住宅やビル、大型施設などを建設する前には地盤の強度を知るために地盤調査をおこないます。

どれだけ耐震性に優れた建物を設計して、建築したとしても地盤が弱ければ建物が傾き、地震が発生すると倒壊する可能性もあるのです。

そのためも地盤調査は不可欠だと言えるでしょう。

ここでは、地盤調査の種類をまとめています。

 

◇ スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

住宅地の地盤調査ではポピュラーな調査方法で、地盤に鉄の棒にスクリューポイントを付けて回しながら差し込み、棒の沈み方で地盤の強さを判定します。

調査では土地の4隅と中央の5ヶ所を調査するのが一般的で、リーズナブルで半日程度で調査が終了するのが特徴です。

 

◇ ボーリング調査(標準貫入試験)

小規模な調査から大規模な調査まで幅広く対応できる基本的な地盤調査です。

ボーリングで地下8㎡まで穴をあけて、大型施設などを建設する前には地盤の強度を知るために地盤調査をおこないます。

小規模な調査から大規模な調査まで幅広く対応できる基本的な地盤調査です。

スウェーデン式サウンディング試験は地盤の強度を測る地耐力しか調査できないのに対して、ボーリング調査は地耐力と土質のどちらも調査することができるためデーターの信頼性が高いですが、そのぶんコストも高くなります。