「RMBS」とは?「「RMBS」の特徴を詳しく解説!

「RMBS」とは英語でResidential Mortgage Backed Securitiesの略で「住宅ローン債権を担保に発行される証券」ことです。

日本では「住宅ローン担保証券」と呼ばれています。

 

◇「RMBS」の仕組み

住宅ローンを取り扱う金融機関は住宅購入者に対して、不動産を担保にして住宅ローンを貸し付けます。

そして、金融機関は同じような金利や返済期間等の住宅ローン債権を束ねて「モーゲージプール」を組成します。

モーゲージプールを裏付けに「RMBS」を発行します。

日本では「フラット35」の住宅ローン債権を住宅金融支援機構が買い取って証券化して投資家向けに発行している「貸付債権担保住宅金融支援機構債券」が有名です。

 

◇「RMBS」の特徴

「RMBS」は一般的な債券投資の中では市場リスク・信用リスク・繰り上げ返済リスクを内包しているので利回りが高いのが特徴です。

「RMBS」は元々はアメリカで個人の住宅取得を支援するために誕生したもので、多くの先進国で広く発行されています。

そして日本では1999年以降に銀行や生命保険、ノンバンク、住宅金融公庫が「RMBS」の発行量を増やしたことにより、市場が拡大しました。