「エラスタイト」の特徴と用途を解説!

「エラスタイト」はコンクリートや土間コンクリートの目地に入っている板状のアスファルト系素材です。

 

◇エラスタイトの特徴

エラスタイトは厚みが1㎝程の板状の素材なので切断をして、使用用途にあわせた形状にすることができるので、多くの建設現場にて活用されています。

また、70%以上のアスファルトに加えてゴム発砲粒、合成繊維、天然繊維が配合されているので耐久性、防水性にも優れているのも特徴です。

そのため、長期に渡って品質が安定していますが、一度加工すると元には戻すことが難しく、紫外線で劣化しやすいのが難点。

もうひとつ気を付けたいのが低温になると割れやすいことです。エラスタイトは高温では柔らかくなりますが、低温では固まるため、少しの衝撃でも割れやすくなります。

 

 

◇エラスタイトの用途

エラスタイトの使用用途は主にコンクリート構造物のひび割れ防止や、防水目的です。

主に河川のコンクリートブロックやダム貯水池、水路、コンクリート製の屋上の目地等です。他にも、コンクリート同士が接近しているとコンクリートが膨張した場合にぶつかり合い、ひび割れの原因となります。

エラスタイトは伸縮性もあるため、コンクリート同士の間に挟むとコンクリートの収縮をカバーできるので、ひび割れや劣化を防止できます。