木材のプレカット加工のメリットとデメリット

建築現場で使用するために、建材会社や木材加工業者で事前に指定の寸法や形状に切り分けた木材をプレカット呼びます。

ここでは、プレカットのメリットとデメリットを解説します。

 

◇プレカットのメリット

・工期の短縮

今までの家づくりは木材のカットから加工、施工まですべて大工が手作業で行なっていました。しかしプレカットをしていると事前に工場でカットされた木材を現場で微調整をして組み立てるだけなので、大幅な工期短縮になります。

・コスト削減

工期が短種されることで人件費の削減と、現場で加工しないため廃材の処分費の削減の2つのコスト削減に。

・品質が安定

コンピューターを使って採寸をして、機械がカットするので木材の品質が均一になり、天候や大工職人の技術力による品質のバラつきがありません。

・耐久性をアップ

プレカット加工時に防腐防蟻加工は工場でまとめてした方が効率的にも良く、そのうえ耐久性をアップさせることもできます。

 

 

◇プレカットのデメリット

プレカットはコンピューターにカットを覚えさせて機械でカットをするので、あまり複雑な加工はできません。

また、単純な加工やカットであればスピーディに正確に加工できますが、熟練の技を持つ大工職人にはかなわず、長年の修行で築き上げた大工職人の技術に追いつくのは難しいようです。