ポリウレタン樹脂の用途とポリウレタン樹脂の歴史

ポリウレタン樹脂とはソシアネート基と水酸基を有する化合物の縮合により生成される合成ゴムの一種です。

ポリウレタン樹脂は常温で固体でありながら、加熱すると液体化になり、また冷やすと固体になる特性を持つ「熱可塑性樹脂」と、液体でありながら加熱すると固体になり、再び過熱しても元にもあ戻らない「熱硬化性樹脂」があります。

ポリウレタン樹脂は私たちの身近なものに多く使用されています。

 

◇ポリウレタンスポンジ製品

まず、日常生活でよく使用されているスポンジの多くはポリウレタン樹脂でできています。

ポリウレタンスポンジはソファや椅子のクッション材、台所専用スポンジもポリウレタン製です。

また、整体やエステサロンで使用しているベッドのクッションには、施術時に体が沈まないように硬めのポリウレタンスポンジが使われています。

 

◇ポリアミド樹脂の歴史

ポリウレタンはドイツで開発されました。

1937年にドイツの大企業バイエル社の子会社のIG・ファルベンにより初めて実用化され、第二次世界大戦ではドイツ軍の軍足として活用されたそうです。

第二次世界大戦後はIG・ファルベンは解体され、それを引き継いだアメリカ企業のデュポン社により1959年に製品化され、日本では1963年に本格的な生産が始まり、現在も品種改良を重ねています。