御影石タイルと大理石の違いとは?それぞれの特徴と違いについて

御影石(みかげいし)と大理石(だいせき)は、どちらも自然石の一種ですが、その特徴や用途において異なります。

 

◇御影石タイルとは?

「御影石タイル」は御影石を加工したタイルです。

御影石は花崗岩のことで主に日本で産出される石です。

日本各地で採掘されますが、特に兵庫県の御影(みかげ)で多く産出されていたことから「御影石」と呼ばれ、長い歴史の中で建築や彫刻・墓石などに使用されてきました。

 

◇大理石とは?

大理石は世界中で産出されます。イタリアやギリシャ、トルコなどの地域が有名で、古代から高貴な建築物や彫刻に広く使用されてきました。

石灰岩にマグマの熱や圧力が加わって変成したものが大理石です。

 

◇御影石と大理石の違いとは?

御影石は黒や灰色をベースに白い斑点や模様で大理石よりも密度が高く、比較的堅いのが特徴です。

一方で大理石は多様な色や模様を持ち、比較的柔らかいため、彫刻や装飾、床材、壁面などで広く利用されています。

次に用途の違いがあります。

御影石は日本の伝統的な庭園で、庭石や石組みに使われることや、墓石や仏像などの彫刻にもよく使用されます。

一方で大理石は、建築や彫刻、内装、床材、壁面、キッチンカウンター、バスルームなど様々な用途に広く使用され高級な建築物や美術品にもよく使われます。