モルダー加工は木材を成形するための加工方法の一つです
ここでは、モルダー加工とプレナー加工の違いをまとめています。
◇モルダー加工とは?
木の製材をする際に、鋸刃(のこば)による裁断となるため、断面がザラついています。そのザラつきをモルダー機によって表面を滑らかにすることを「モルダー加工」と呼んでいます。
一般的に製材加工時の初期に用いられる工法です。
モルダー加工された木材は指定の寸法にカットはされていますが、表面には刀のナイフマーク(魚の鱗のような状態)跡が残っている状態です。
そのため、モルダー加工された製材は、内装に用いるのではなく、美観を必要としない壁の内側や、柱のような構造材として使用されているのが一般的です。
◇プレナー加工との違いは?
製材の際にモルダーを1㎜以下の精度で加工する場合は「プレナー加工」と呼び、プレナー加工でできた製剤を「プレナー仕上げ」と呼び、主に床材や壁材として用いられています。
モルダー加工とプレナー加工のどちらもモルダー機を使用して加工することから、同じ意味で使用していることが多く、さらに、表面をきれいに加工する時にはサンダー加工をして、表面をさらりとした優しい感触に仕上げるのが一般的です。