ルーパー窓を住宅の窓に取り入れるメリットとデメリット

「ルーバー窓」とは、細長い複数のガラスパネルがブラインドのように並び、窓の脇に取り付けられたハンドルを操作して、ガラスの角度を調整し、窓を開閉できる窓のことです。

元々は農業用の温室などの屋外で使用するために開発されましたが、1990年代に一般住宅でも使用が増加しました。

一般住宅では、浴室、トイレ、台所など、換気が必要な場所の窓として採用されています。

ここでは、ルーパー窓のメリットとデメリットをご紹介します。

 

◇ルーパー窓のメリット

ルーバー窓は羽板(はいた)が平行に配置されているため、開けた状態で風を効果的に取り入れることができ、換気性が非常に優れています。

また、ガラスの角度を調整できるため、窓から内部の視線を遮ることができるので、プライバシー保護の面においてもメリットです。

ルーバー窓は個々のガラスパネルで構成されており、修理やメンテナンスが楽です・

 

◇ルーバー窓のデメリット

ルーバー窓は隙間ができやすく気密性が低いため、隙間風や雨水の侵入が問題です。

また、単板ガラスで構成されているため断熱性も低く、特に寒冷地での使用には適していません。

しかし、新しい複層ガラスを使用した製品の開発により、近年断熱性の向上が期待されています。