窯業系サイディングは外壁材として人気のある素材で、工場で大量生産できるため、比較的コストを抑えやすい点が特徴です。
素材はセメントに無機物や木質成分を混ぜてボード状にしたもので、様々な形に加工できるのが大きな利点です。そのため、デザインの自由度が高く、耐久性も優れています。
ただし、耐久性を維持し、外壁の保護を確保するには定期的なメンテナンスを行わなければいけません。
◇モルタル
モルタルは水・砂・セメントを混ぜ合わせた素材で、かつては多くの日本家屋で採用されていました。
防火性が高く、外壁のデザインにこだわる人々から根強い支持を受けています。
しかし、最近はモルタルを扱う熟練した職人が少ないこともあり、トラブルが発生した場合にすぐに修理ができない可能性があります。
モルタルはひび割れが目立ちやすい素材なので、定期的に外壁塗装をしないければいけません。
◇金属系サイディング
金属と断熱材から成る素材は、アルミや鉄などを使用しており、重厚感のあるデザインが特徴です。
特に新築の外壁材として好まれています。
こ窯業系サイディングよりもコストがかかりますが、軽量で建物への負担を軽減できるのがメリットです。
ただし、塩害や傷によって錆びやすいため、定期的な点検や管理が欠かせません。