太陽光発電システムで発電した電力を有効活用するために蓄電池を追加する場合、発電量と蓄電したい電力量を考慮して適切な選択を行います。1日の平均発電量や余剰電力量、消費電力量を知り、それに基づいて蓄電容量を決定します。
同時に導入する場合、設置スペースが少なくて済み、蓄電効率が優れているハイブリッド型がおすすめです。
ただし、すでに太陽光発電システムを導入している場合は、システム全体を買い替えるか、単機能型の蓄電池を追加するかを検討する必要があります。
◇容量で選ぶ
蓄電容量は、数字で示される単位「kWh」によって表されます。この数値が大きいほど、より多くの電気を考えることができます。
家庭用の蓄電池はかつては3〜4.5kWh程度が主流で、容量が大きいほど価格も高くなりますので、適切な容量をを選びましょう。
太陽光発電で得られた電力を売電せず夜間に使用したい場合は「発電量-夜間の自家消費量」に相当する蓄電容量が必要です。
さらに、蓄電容量は経年劣化によって少なくなってしまうことも考慮すべきで、将来的な減少分も考慮して適切な容量を選ぶとよいでしょう。