人気の外壁材、窯業系サイディングの特徴について

窯業(ようぎょう)系サイディングは、現在日本で最も多く使用されている外壁材です。

 

◇窯業系サイディングの特徴

窯業系サイディングは、セメントに繊維質などを混ぜて作られた外壁材の一種です。

この「窯業」は、セメントや砂などを窯(かま)を使用して高熱処理する方法で、窯業系サイディングもこの高熱処理の工程を経て製造されます。

 

・バリエーションが豊富

窯業系サイディングはセメントを成型して作られるため、多彩なデザインのバリエーションが豊富です。

レンガ調、木目調、タイル調など、さまざまなスタイルから選ぶことができ、好みに合わせた外壁を簡単に実現できます。

さらに、窯業系サイディングは表面を塗装で仕上げることができるため、色の選択肢も非常に豊富で、外観にこだわりたい方にとっては、理想的な外壁材と言えるでしょう。

 

・耐火性が優れている

窯業系サイディングは不燃・準不燃材料として国土交通大臣認定を取得している素材で、およそ45分~60分の間火を遮断できるとされています。

 

・工期が短く、初期費用が安価である

窯業系サイディングは、工場で生産された板状のサイディング材を使用して施工できるため、従来の手作業によるモルタル塗りと比べて施工期間が短縮されます。

これにより、初期費用も安く抑えることができ、そのうえ近隣への騒音や工事中の不便な状態が最小限に抑えることが可能です。