修繕工事の定義と種類について

「修繕工事」とは、建物を初期の水準に戻すための工事で、外観や機能などを元通りに修復するものです。

マンションなどの建物は時間や気象の影響で劣化し、不具合が生じる可能性があり、定期的に修繕工事をしなければいけません。

外壁の修繕工事には足場が必要になるため、修繕工事の実施は適切なタイミングを見極めておこなわれ、マンション管理組合は適切な時期に修繕工事を計画し、建物を良好な状態に保つよう努めます。

 

◇修繕工事の種類について

・外装工事

外壁工事は、入居者にとっても最も目につきやすい修繕作業で、外観を美しく整えるだけでなく、機能面でも重要な工事です。

具体的な工事の種類には、凸凹や亀裂、欠損やピンホールなどを削り取ったり・埋めたりする「下地補修工事」や、「タイル補修工事」などがあります。

 

・防水工事

漏水が進むと、建物は知らない間に著しい損傷を受ける可能性があります。

雨漏れが発生すると天井や壁が濡れ、家具や家財を損傷させるだけでなく、建物の構造にも深刻なダメージを与えてしまいます。

したがって、防水工事は建物全体の耐久性を確保し、住宅環境を守るために欠かせない作業です。

防水工事には「屋上防水工事」「バルコニー防水工事」「シール打ち替え工事」等の種類があります。