防音壁の種類とそれぞれの特徴を解説!

防音壁材は、壁に使用される防音建材のことです。一般的に、「防音」とは、音を通さない「遮音」と、室内の音の響きを調整する「吸音と拡散」を含むことがあります。

部屋の防音を考える際には、「遮音」と「吸音と拡散」の両方の側面から防音建材を取り入れましょう。

 

◇防音壁の種類

・音響仕上げ壁

学校の音楽室やカラオケボックスなどでよく見られる防音仕様で、多孔質素材で吸音しつつ、拡散壁材で音を反響・拡散させるるのが特徴。

 

・音響下地壁

音響下地壁材はクロス仕上げの内側に設置される吸音壁材で、そのため、クロスには音のエネルギーが通過しやすいように、織物クロスが使用されることが一般的です。

 

・遮音下地壁

遮音パネル、遮音シート、遮音マットなど、さまざまな種類が存在します。

音の反響・拡散効果も考慮して、一般的には音響壁材や吸音パネルなどを併用することが多いようです。

 

・吸音パネル

吸音パネルは壁に取り付ける吸音壁材で、高密度の不織布やグラスウールなどが基材として使用されます。

防音工事を行った後に、音が響き過ぎると感じた場合でも、大がかりな工事を必要とせずに対処できるのが特徴。

さらに、おしゃれなデザインや配色の吸音パネルを選ぶことで、室内のインテリアとしても機能します。