耐震等級とは?耐震性能の調べ方を解説!

建物の耐震性を示す用語には、いくつか種類があり、そのなかのひとつに「耐震等級」があります。

 

◇耐震等級とは?

耐震等級は、建物の耐震性能を示す指標です。

地震に対する建物の崩壊や損傷しにくさを基準に、耐震等級1、耐震等級2、耐震等級3の3つのレベルに分類されます。

耐震等級の数字が大きいほど建物の耐震性能が高く、各等級は「耐震基準」として知られる基準の1倍、1.25倍、1.5倍の地震力に耐えることが求められます。

 

◇耐震性能の調べ方

耐震性能の調べ方には3つの方法があります。

ひとつ目は住宅性能評価書には耐震等級が含まれており、取得している場合は内容を確認しましょう。

ふたつ目は新築時に取得していない場合は、管理会社や不動産会社に問い合わせて住宅性能評価書の有無を聞いてください。

評価書がない場合は、国土交通省の登録住宅性能評価機関に依頼して耐震等級を調査することができます。

この評価には約10~20万円の費用がかかり、機関によって価格が異なるので事前に確認してから依頼しましょう。

そして、耐震性能だけを調査したい場合は、専門家による耐震診断をうけます。

耐震診断には、自己チェック、専門家による一般診断、補強工事を前提とした精密診断の3つの方法があります。