外壁に使われる塗料はさまざまな種類が存在し、種類によってグレードや性能が異なるため、外壁材や目的に応じた塗料を選ぶことが大切です。
◇ウレタン塗料
ウレタン塗料は、木材から金属まで幅広い素材に対応する塗料で、主成分はポリオール樹脂であり、硬化剤としてポリイソシアネートが使用されます。
汎用性が高く、家具などのさまざまな場面で使用されています。
ただし、ウレタン塗料の耐久性は高くなく、近年では15年以上持つ高耐久塗料も登場しており、耐久性の面では低めと言えます。
◇シリコン塗料
シリコン塗料の特徴としては、汚れがつきにくく落ちやすい低汚染性や、熱や紫外線に対する耐久性の高さが挙げられます。
また、豊富な色のバリエーションもあり、色にこだわる方にもおすすめです。
シリコン塗料のデメリットとしては、塗膜が硬くなりやすく、劣化が進むとひび割れが生じる可能性がある点や、重ね塗りが難しく技術を要する点が挙げられます。
◇フッ素系
フッ素樹脂が配合された塗料は、優れた耐候性と耐久性を持ちます。
そのため、一般住宅だけでなく、塗り替えが難しい大型建造物などに広く使用されています。
そして、硬い塗膜を形成し、紫外線に強いため、頑丈な塗装を実現するので、外壁だけでなく劣化しやすいシャッターなどにも適しています。