高圧電力の用途と、高圧電力・特別高圧電力の違い

電気は「電気事業法」において、電圧の大きさで「低圧」「高圧」「特別高圧」に分類されます。

発電所で作られた電気は、50万Vや27万5000Vという高い電圧にして送電します。

いくつかの変電所を経由する間に少しずつ電圧を下げて、各工場や施設などに電気を送り、最終的には一般家庭などで使用される低圧まで電圧を落とします。

 

◇高圧と特別高圧の違い

高圧とは、電圧で言えば直流で750Vを超え、7,000V以下であるか、交流では600Vを超え、7,000V以下である電力を指し、主に学校、病院、マンションなどの施設で広く利用されています。

施設内に設置されているキュービクルを通じて、電気が低圧に変換され、施設内の各機器に供給されます。

一方、特別高圧は電圧が7,000Vを超え、受電電圧が20kV以上(一部の電力会社では11kV)の事業者が利用する電力です。

主に大規模な工場、オフィスビル、空港、商業施設など、多くの電力を必要とする設備で使用されています。

 

◇高圧電力の用途

電気契約を高圧や特別高圧にすると、電気代が安くなるというメリットがあり、工場や大型の施設などの大量の電力を必要とするため、特別高圧や高圧の電力契約をしているのが一般的です。

ただし、高圧電力を契約する場合には、キュービクルと呼ばれる高圧受電設備を自費で設置する必要があります。さらに、安全に使用するためには定期的な点検が義務付けられています。