「ZEH住宅」認定を受けるための条件とポイントを解説

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、快適な住まいを実現しながら、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下に抑える次世代型の住宅です。

ここでは、ZEH住宅として認定されるための条件や注意点をわかりやすく解説し、補助金制度やメリットについてもご紹介します。

ZEH住宅認定を受けるためには、以下の主な条件とポイントを満たす必要があります。

 

  • エネルギー消費量を20%以上削減
     冷暖房・給湯・照明などに使うエネルギーを、国の基準より20%以上カットする必要があります。

  • 高い断熱性能(UA値の基準クリア)
     壁や窓などの断熱性能を表す「UA値」が、地域ごとの基準(0.6~0.4以下)を満たす必要があります。

  • 再生可能エネルギーの導入
     太陽光発電などでエネルギーをつくる設備を設置することが必須です。

  • エネルギー収支ゼロ以上を実現
     使うエネルギーよりも創るエネルギーが多くなり、年間のエネルギー収支が実質ゼロになります。

 

◇ZEH住宅の今後

2025年から新築住宅に対する省エネ基準の適合が義務化されます。

政府は2050年のカーボンニュートラル達成を目指しており、その中核を担うのが高性能な省エネ住宅であるZEHです。

さらに、国や自治体による補助金制度や住宅ローン減税などの支援措置も継続される見込みで、ZEHの導入を後押ししています。

持続可能な暮らしを実現するためにも、ZEH住宅の導入は今後ますます重要になるでしょう。