「耐震性」と「耐候性」。
どちらも、建物の寿命にとって重要な性能です。
こちらでは、それぞれの性能を高めるための素材をご紹介します。
◇耐候性を高める素材
耐候性とは太陽光・温度・湿度・雨等の屋外の自然環境に耐えうる性質であることです。
耐候性が高い素材には、アクリル、ポリカーボネート、PTFE(テフロン)、塩ビなどがあります。
これらの素材はそれぞれ異なる特性を持ちますので、適切な素材を選定する際にはその特性を理解することが重要です。
高機能樹脂として分類されるこれらの素材は、耐候性が特に優れていますが、その性能に応じて価格も高くなる傾向があるため使用目的や要件に応じて選びましょう。
◇耐震性を高める
耐震性を高めるのは、建築時の方法です。
木造建築は地震時に柔軟性を発揮し、エネルギーを吸収して衝撃を軽減します。
これは、木材は曲がりながらエネルギーを吸収できるため、地震時に建物にかかる衝撃を減少させられるからです。
また、木材は軽量な構造もあり、地震の影響が小さい利点です。
一方、鉄骨造は鉄は曲がりにくいため、構造自体の損傷が少なく、大きな地震に対しても耐えられます。
どちらも設計と施工が適切であれば、高い耐震性を確保できるでしょう。