エポシ系接着剤とは?特徴と用途を解説!

 
 
エポキシ系接着剤は、エポキシ樹脂を主成分とする二液を混合して使用する接着剤で、幅広い用途に使用されています。
 
 
◇エポシ系接着剤の特徴
 
エポシ系接着剤は接着性が非常に強く、構造用やエンジニアリング用の接着剤としても広く使われています。
 
主剤となる液状のエポキシ樹脂と、ポリアミン類と呼ばれる硬化剤の2液を常温で化学反応させることで硬化する接着剤です。
 
耐熱性、耐水性、耐候性、耐薬品性に優れ、揮発性溶剤を含まないため、硬化後の収縮がほとんどありません。
 
また、電気を通さず、優れた絶縁材としても機能します。
 
 
◇エポシ系接着剤の用途
 
商品の種類はさまざまで、用途や目的に応じて選ぶことができます。
 
「透明型」は、ガラス細工などクリアな部品を接着する際に接着跡が目立ちにくいのが特徴です。
 
硬化が早い「2分型」は、部品を短時間で支えられますが、広く大量に塗る場合や複数箇所に同時に使用する際には、作業を迅速に行う必要があります。
 
接着可能な材質には木材、ガラス、金属、陶器、石材などが含まれますが、硬化後は堅い樹脂となるため、皮革、ゴム、布などの柔らかい素材には不向きです。
 
また、化学反応で硬化するため肉やせがなく、穴埋め、すき間充填などの応用も可能です。