無垢材は長年使用することで風合いが変わり、特に色味が変化し、これを「経年劣化」と呼んでいます。
主に紫外線や酸化が原因で、ほとんどの無垢材は時間とともに黄色やブラウン系に変わりますが、樹種や塗装によって色の変化は異なります。
◇オーク材
オーク材は経年変化により、茶色から徐々に黄色みを帯びた色へと変わっていきます。
特に日焼けすると、黄色味が強くなり、その独特の風合いが増しすので、ナチュラルな色合いから経年変化を楽しみながら、自分だけの風合いに育てていく楽しみがあります。
◇ウォールナット材
ウォールナット材は、白太と呼ばれる辺材が少なく、深い色合いと美しい木目が特徴です。
最初は黒や非常に濃い茶色で、冷たさを感じることもありますが、時間の経過とともに青・黒系の色味が抜け、まろやかで優しい色合いへと変化し、温かみやぬくもりが感じられるようになります。
◇マホガニー材
マホガニーは日焼けによって深い赤褐色へと変化します。
もともと淡い色合いの木肌が、光や空気にさらされることで、徐々に深みを増していくのが特徴です。この経年変化が、マホガニーの美しさと魅力をさらに引き立てます。
変化のスピードが比較的早く、色味が大きく変わるため、その変化を楽しみながら長く愛用できる素材だと言えるでしょう。