増改築とは?「増築」と「改築」について詳しく解説!

「改築」や「増築」という言葉は、リフォーム関連の情報でよく見かけます。

同じ意味で使われる場合もあれば、「改築リフォーム」「増築リフォーム」と明確に区別されることもあり、使い分けが分かりづらいこともあるでしょう。ここでは、それぞれの違いについて簡単に解説します。

 

◇改築とは?

「改築」は修理やリフォームと同じ意味で使われますが、建築基準法では異なる定義があります。

法律上の「改築」は、既存の住宅を一部または全部解体し、床面積を変えずに同じ位置や用途で作り替えることを指します。

そのため、一般的にイメージされる「間取りや外観を一新する」や「用途を変えて建て直す」といった意味とは異なります。

 

◇増築とは?

「増築」とは、床面積を増やすリフォームのことです。

庭や2階に部屋を追加したり、バルコニーを増設したりする工事が該当します。

ただし、間仕切りで部屋を増やすだけの場合は床面積が変わらないため増築にはなりません。

増築工事は建蔽率の範囲内で行う必要があり、10㎡を超える場合は確認申請が必要です。

また、床面積を減らすリフォームは「減築」と呼ばれ、古民家や広い家のリフォームでよく行われます。

 

◇増改築とは?

増改築とはリフォームの一種で、大規模な工事を伴い、家の一部を解体して作り直す場合に使われる言葉です。

増改築は「増築」と「改築」を組み合わせた言葉で、それぞれに明確な違いがあります。