サイディングは、外壁仕上げ材の一種で、板状の素材を接着剤や引掛け金具で取り付けるものです。
特に窯業系サイディングは、一般住宅で広く使用されています。
今回は、人気の窯業系サイディングの特徴をご紹介しています。
◇デザインが豊富
窯業系サイディングは、木目調、レンガ調、タイル調、石積み調など、デザインバリエーションが非常に豊富で、外壁材の中でも選択肢が最も多いと言えます。
本物のタイルや天然木は高額だったり、耐火性に不安がある場合がありますが、窯業系サイディングはこれらをリアルに再現しながら、コストや性能面で優れた選択肢となります。
また、豊富なカラーバリエーションにより、多様なイメージを演出できる点も魅力です。
◇初期費用が安い
窯業系サイディングは、他の外壁材と比較して初期費用が抑えられる点が魅力です。
メーカーや性能の違いによって価格に幅がありますが、一般的には1㎡あたり約3,000~7,000円程度となっています。
また、一方、窯業系サイディングは工場で製造された板状の材料を張り付けるだけで施工が進むため、工期が短縮されるのが特徴です。
◇優れた耐火性
窯業系サイディングは、国から不燃材料や準不燃材料として認定されている高い耐火性を持つ外壁材です。
その耐火性能は金属系サイディングをも上回り、約45分~60分間火を遮断することが可能とされています。
これにより、近隣で火災が発生した際にも被害を最小限に抑えられるという安心感があります。