RAL基準は、ドイツの品質検定基準であり、日本の建築分野でも壁紙などの製品に適用されることがあります。
◇そもそも、「RAL基準」とは?
RAL基準は、ドイツ品質管理・モニタリング協会(RAL)が制定した品質検査規定で、様々な業種で適用されています。
約150の業種に対して、品質保証や検査規定、表示マークが定められており、製品やサービスが一定の品質を満たすことを確認するための基準となっています。
さらに、RAL基準はドイツ連邦特許庁の審査を経て正式に登録され、品質の証として広く認知されています。
このため、ヨーロッパでは、RALマークが付けられた製品は、消費者にとって品質確保性を示す重要な指標となります。
◇日本でのRAL基準
RALマークは、この基準に適合した壁紙にのみ付けられる品質保証マークであり、その製品が規定を満たすことを示します。
この基準は、ドイツの壁紙メーカー14社が設立した「壁紙品質保証協会」と、ドイツ品質管理・指標協会(RAL)によって共通で作成され、1990年に制定されました。
日本の建築分野では、壁紙などの製品にRAL基準が適用されることがあります。 RAL基準は、ドイツで定められた壁紙の品質基準であり、健康環境への配慮が強く反映されています。