雨どいは、屋根に降った雨水を適切に排水し、外壁や基礎の劣化を防ぐ重要な役割を果たします。
しかし、長年の使用によって劣化や破損が進むと、本来の機能を十分に発揮できなくなり、雨漏りや建物のダメージにつながることもあります。
◇素材別、雨どいの劣化の症状
ひび割れや欠損は樹脂製の雨どいに多く、放置すると破損が進行し、歪みやたるみは固定金具の劣化によって発生し、適切に排水できなくなる原因になります。
さらに、金属製の雨どいではサビや腐食が進行すると穴が空き、雨漏りにつながることがあります。
また、詰まりや劣化による水漏れやオーバーフローが起こると、雨水が適切に排水されない危険性も。
さらに、水が滞りやすい環境では苔やカビが発生し、建物の劣化を早める原因になります。
◇雨どいが劣化するとどうなる?
雨樋が劣化すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
紫外線の影響で外壁の塗膜が劣化し、色あせが進むと見た目が悪くなるだけでなく、素材自体が硬化して破損しやすくなります。
経年劣化によって接続部が割れたり外れたりすると、水漏れの原因となり、長年の使用による穴あきや亀裂も発生しやすくなります。
これらの症状を放置すると、雨漏りや外壁の劣化、さらには建物の基礎への悪影響につながるため、定期的なメンテナンスと適切なタイミングでの修理・交換が重要です。