床暖房にカーペットを敷いても大丈夫?カーペットを選ぶ際の注意点も解説!

床暖房は、冬の寒い季節に快適な温かさを提供してくれる便利な設備ですが、その上にカーペットを敷いても問題ないのか気になる方も多いでしょう。

カーペットを敷くことで、足元がさらに快適になりますが、選び方によっては床暖房の効果を妨げたり、火災のリスクを高めたりすることもあります。

 

◇床暖房にカーペットを敷いても大丈夫?

床暖房を効果的に使用する際には、床面に何も敷かないことが推奨されています。

まず、敷物を使用すると、床暖房の熱が床と敷物の間に閉じ込められてしまい、室内全体に暖かさが行き渡りにくくなります。これにより、暖房効率が低下し、エネルギーの無駄遣いにつながる可能性があります。

さらに、熱がこもることで、カーペットやラグ、さらには床材自体が変形したり変色したりする恐れがあります。

特に電気式床暖房の場合、床面に水分をこぼした際、敷物があると水分が残りやすくなり、漏電や感電、最悪の場合は火災のリスクが高まることが挙げられます。

 

◇使用する場合は「床暖房」対応を

「床暖房対応」のラグやカーペットは、一般的な非対応製品に比べて熱伝導性に優れた素材が使用されており、放熱性が高く、通気性も良好です。

そのため、長時間の熱にさらされても劣化しにくく、反り返りの心配も少ないのが特徴です。

近年、床暖房対応の製品は種類が豊富になり、さまざまな色やサイズから選べるようになっています。