「造園師」とは?庭師との違いも解説!

庭づくりや外構工事に関心がある方なら、「造園師」と「庭師」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

どちらも美しい庭をつくるプロフェッショナルですが、実はその仕事内容や専門分野には違いがあります。

 

◇「造園師」の仕事

造園師は、公園や庭園、企業の敷地など大規模で公共性の高い緑地空間の計画・設計・施工・管理を担う専門家です。

仕事内容は樹木の剪定・植栽、庭石や水辺の整備、施設全体のデザインや施工管理など幅広く、芸術的センスはもちろん、土壌や植物の専門知識、建築・土木工学の知識、さらにプロジェクトを進める上でのコミュニケーション能力も必要とされます。

造園師は、組織やプロジェクトの規模を問わず、空間全体の総合的な設計・施工管理を行う役割として活躍しています。

 

◇「庭師」との違い

造園師は植物の知識だけでなく、土木・建築・デザインの幅広い知識が求められ、会社組織に所属して大規模プロジェクトに携わることが多いのが特徴です。

一方、庭師は個人宅や小規模な庭園を中心に、剪定や植栽、庭木の手入れなど職人仕事を重視します。

植物の育成や剪定技術、庭園デザインのセンスが重要で、多くは個人経営や少人数のグループで活動しているのが一般的です。