私たちが普段何気なく利用している道路。実はその道路にも、さまざまな「種類」があることをご存じでしょうか?
通行の目的や管理者、法的な位置付けによって分類されており、それぞれに特徴や役割があります。
ここでは、普段あまり意識することのない道路の種類について、わかりやすく解説していきます。
身近な道路の仕組みを知ると、意外な発見があるかもしれません。
道路法では、道路は大きく4種類に分類されています。
・高速自動車国道
自動車による高速交通のために整備されており、全国的な交通網の中核を成す重要な道路です。政治・経済・文化の面で重要な地域を効率的に結んでいます。
・一般国道
全国規模の幹線道路として、主要都市や港湾、空港などを連絡する役割を担い、国がその路線を指定します。
・都道府県道
都道府県が管理する道路で、地域内の主要都市や観光地を結ぶなど、広域的な移動に対応しています。
・市町村道
市町村が管理する生活に密着した道路で、地域内の細かな道路網を形成しており、他の道路種別のような特別な要件は設けられていません。
・バイパス道路
既存の道路の混雑や危険を回避するために新たに整備される道路です。
その目的や構造は設置される地域によって異なります。
都市部では、交通量の集中による渋滞を緩和し、交通を分散させることを主な目的としています。一方、山間部では、地形的な危険を回避し、安全性を確保するとともに、物流の効率化を図る役割を担っています。