
人手不足や工期短縮が叫ばれる現代の建設業界において、大きな変革をもたらしているのがドローン測量です。
空からのアプローチが、これまでの現場の常識であった測量のスピードと精度の向上に大きく貢献しています。
■数日からわずか数十分へ!スピードと安全性の向上
従来の測量では、技術者がトータルステーションなどの機器を担ぎ、広大な敷地や斜面を何日も歩き回って数多くのポイントを計測していました。
しかし、ドローン測量であれば、上空から自動航行で撮影を行うだけで、広大な現場であってもわずか数十分から数時間でデータの取得が完了します。
これにより、立ち入りが難しく滑落の危険性がある急傾斜地や崩落現場などでも、地上の安全な場所から作業員の危険を低減しながら計測できるというメリットがあります。
■数百万の点で地形を捉える!最新テクノロジーが生む高精度
「空からの計測はアバウトなのでは」という懸念は、最新技術の進歩によって大きく改善されています。
現在のドローン測量では、高解像度カメラによる写真測量や、地表面にレーザーを照射する「3Dレーザースキャナ」が用いられます。
これにより、従来の測量のように「いくつかの点」で結ぶ立体ではなく、数百万、数千万個の「点群データ」として地形を丸ごと3次元で正確に捉えることが可能です。
また、誤差が数センチ程度の高い精度が期待でき、土の体積(土量)の精密な設計データの作成を効率的に進められるため、現場の生産性を高めています。