とび土工工の圧送業は、コンクリートを指定型枠に注入して圧送する仕事です。
コンクリートはただ単に流し込めばよいという事ではなく、強度や耐久性を維持するために、計算された量を計算された器に入れる必要があります。
例えばコンクリート内に空気が入ってしまうと、気泡ができてひび割れや破損の原因になるからです。
そういったことがないようにしっかりと圧力をかけてコンクリートを詰め込むことで、頑丈な外壁や土台が作れます。
コンクリートは高圧力のポンプを使って注入していきます。
コンクリートはミキサー車や生コンクリート運搬車によって建築現場に運ばれ、そこから指定型枠へと注入されていきます。
圧送に関する資格もあります。
コンクリート圧送基幹技能者です。
コンクリートの工事全般に関する知識や指導能力があると判断された人に与えられる資格です。
国家資格ではありませんが、建設業法施行規則に基づく登録資格として認知されています。
講習を受けると特別教育修了証が発行され、資格を得ます。
講習ではコンクリートポンプ車の説明、安全性、衛生上の注意点などがあります。
こういった資格がないと作業できないという事ではありませんが、現場責任者となる場合は資格があった方が良いです。