熱絶縁工の仕事内容とは?危険な仕事?

熱絶縁工はビルや商業施設などの配管やダクトに関する空調設備、保温材の取り付け、取り外し業務です。

例えば、個人住宅の場合、エアコンを設置するだけでそれ以上の設備を設置することはないでしょう。

しかしビルや商業施設、マンション、レストランなどは空調設備を設置した後、その通り道となる配管やダクト設置も必要です。

その部分をしっかり保温したり、断熱しておかないと空調設備が故障したり、最悪の場合、破裂などの危険性があります。

そういったトラブルがないように配管部分に保温材や断熱材を別途取り付ける必要があります。
そういった業務を熱絶縁工と呼びます。

一般的には配管やダクト部分に「保温板金」と呼ばれる板を取り付けていきます。
外気の熱や冷気を抑え、保温性を高めます。

保温板金はステンレスやアルミなどで作られているものが多いです。
不必要なエネルギー排出を抑えることで、CO2削減につながります。

関連する資格もあります。

こういった知識や技能を有することで、技能検定に合格後、国家試験である熱絶縁施工技術士の資格も取得できます。

資格は1級と2級があり、保温保冷に関する工事作業を行います。

試験時間も1級4時間30分、2級5時間と非常に長いです。