石工事業の具体的な業務内容とは

 

石工事業は石材を扱う業務全般を指します。
具体的にはコンクリート、ブロック、タイル、レンガなど。

例えば美術館や博物館などの建物施工、住宅の外壁、ビルやマンションなどの施工業務です。

美術館や博物館などの場合、入り口部分で大理石を使った床材として施工することがあります。

他には地域の公共施設で施行することも。
具体的には道路や河川、ダムなどです。

現場では石材砕石、石積み、加工、石張りなどの施工があります。

もともと用意された加工済みの石を並べてコンクリートなどで固めて、施工する方法が主流です。
工場などで予め石材砕石、加工したものを現地へ運搬します。

石材加工は専門技術を要した実技試験に合格すると、石材施工技能士としての国家資格が得られます。

具体的には墓石加工やエクステリアに使う石材加工が可能になります。
石材施工技能士として働く場合、石材店や建設現場、採石会社などを活躍できます。

石材を施工する立場として活躍するのか、すでに加工された石材を使って建設する立場で活躍するのかで、就職先も異なります。

石の切り出しや切断は近年機械作業が進み、人工的に切削する職人は少ないです。
それでも美術館など石材を使った建物は多いので、今後も一定の需要が見込めます。