建築物構築に欠かせない型枠工事とはどんな作業?

 

型枠工事は建物の土台となる型枠を設置し、そこにコンクリートを流し込んで成型する工事です。

大きな商業施設だけでなく、一般の戸建て住宅でも型枠工事があります。
戸建住宅の場合は型枠工事も含めて基礎工事と呼ぶことが多いです。

型枠工事を行う際に必要となる型枠は、形状や寸法を計算し、その設計図通りに組み立てていきます。
設計図は事前に型枠積算ソフトがありますので、パソコンを使って設計していきます。

型枠工事に使うパネルは合板や桟木が多いです。
こういったパネルを組み合わせて型枠を作っていきます。

そして型枠工事を行うときは数ミリ単位での調整が必要です。
その数ミリ単位の調整は墨出しと呼ばれます。
墨出しは水平、垂直の角度を確かめ、型枠が設計図通りに設計されているかを確認するもの。

正しい位置に設置されているか印をつけながら作業していきます。
この角度設定がとても大事で、何度も確認しながら行います。

型枠を組み終わったら、最後はホームタイという金物を使い、単管パイプで固定していきます。
パイプで固定しないとコンクリートを流し込んだ時に圧力がかかり、微妙にずれてしまう可能性があるからです。

型枠工事は建築作業の基本となる作業なので、どの現場でも行うと考えておきましょう。