防音性を高めるには音が鳴るエリアと間に緩衝材を置くことで消音作用を発揮します。
音は空気の振動によって伝わるものですから、その空気の振動をできるだけ抑えることが必要。
空気の振動を遮る効果を発揮するのは、タイルやコンクリートなどです。
空気の振動が伝わりにくい素材なので遮音性が高まります。
屋根や外壁に使用されることが多いのは、こういった理由もあります。
また内壁には吸音作用のあるグラスウールやロックウールなどを使用することも多いです。
これらは断熱作用もあるので音だけでなく、外気もシャットアウトしてくれます。
逆に内面で温かい空気があれば、それを溜め込むことができるので冬は暖かく、夏は涼しく、ということが実現します。
家の場合、壁だけでなく、窓もありますから、窓も防音作用のあるものを取り入れる必要があります。
例えば二重構造の窓なら吸音効果があるので音漏れを防ぐことができます。
防音性を高めるには、外壁や内壁、窓以外に床も衝撃を抑える必要があります。
衝撃を吸収する防音シートやマットを使うことで、歩いた音や物を落とす音も響きにくくなります。
このように防音性を高めるには壁、窓、床などあらゆるところに防音素材を用意する必要があります。