斫・毀工事とは?業務内容を解説します

漢字を詳しく説明すると、毀つ(こぼつ)は建築物を壊す、解体すること、斫り(はつり)は硬いものを削ることを指します。

つまりコンクリート部分を重機や工具を使って解体していく作業のことです。(特に人力での作業を指すことが多いです)

 

斫・毀工事でよく使用される工具は、電動サンダー(もしくはグラインダー)です。

両手で持ってガリガリとコンクリートを削っていく機械です。
ある程度は重機で取り壊し、残った部分を電動サンダーで削っていくというのが一般的な流れです。

もともと小規模なもの(例えば外構部分の扉やレンガ、塀など)は、重機を使わず電動サンダーのみで取り壊すこともよくあります。

 

ちなみにこの電動サンダーですが、特に資格などは必要ありません。
ただし使用するためには、取り扱いに関する特別教育を受講しなければいけません。

取り扱い時の注意点、使用方法などの説明があります。
そこで実際に電動サンダーを使って削る練習を行い、ようやく仕事でも取り扱えるという流れです。

受講すれば誰でも取り扱えるようになるので、決して難しいものではありません。

斫・毀工事を行っている会社では、こういった受講を行うことが労働安全衛生法により義務づけられています。