一般的に保温工事とは、どんな作業を指す?

 

保温工事は一般的に商業施設やオフィスビルなどの配管施工業務を指します。

例えば、ご家庭のエアコン。
エアコンの熱を発生させる室外機からエアコンまでの配管距離は非常に短いです。
暖めた熱をすぐに送ることができます。

それに対し、商業施設やオフィスビルなどの空調設備は配管が非常に長く、熱を各施設内に届けるまで時間がかかります。
その熱が途中で冷えた空気に触れてしまうと熱がだんだんと下がってしまいます。

 

そういった気温の変化に耐えうる配管施工をするのが保温工事です。

配管素材自体に既に保温性を兼ね備えたものもありますが、それで不十分な場合はステンレスやアルミ、鉄板などを配管にくるんでカバーしていきます。

これにより耐熱性がキープされ、暖かい空気をそのまま室内へと送り込むことができます。

この作業は保温工事以外に配管工事、板金工事などと呼ぶこともあります。

 

保温工事は空調設備がメインですが、熱水や蒸気、ガスなどあらゆる配管の補修工事として行いますので、工場や企業などから依頼があって施工するケースも多いです。
熱放散を防ぐような施工は、すべて保温工事と呼ぶことも多いです。
基本的には建物の建設中に保温工事も並行して行います。