スクラップアンドビルドとは?生き残るために必要な立て直し

 

スクラップアンドビルドは、老朽化施設の取り壊しや移転などを指します。
主に工業施設、小型店、行政施設などです。

必ずしも老朽化施設とは限らず、効率化や経済の発展を考えて移転する場合も指すので、利益が上がっていない店舗だけをスクラップアンドビルドするとは限りません。

 

代表的な存在がイオン。
イオンといえば比較的郊外に建設されることが多く、多くの店舗が建物内に連なっていますね。

もともとイオンは駅前などに出店していた小型店を閉鎖し、郊外の大型施設内に移転した経緯があります。

1つの店舗だけだと足を運ぶ客層が限定されますが、多店舗型のショッピングセンターになれば、多くの方が来店するという手法を見事成功させた例です。

これもスクラップアンドビルドの代表的な例といえるでしょう。

 

スクラップアンドビルドを実行する場合は、小型店それぞれの営業利益を計上し、今の店舗を継続しても黒字化が見込めない場合に検討します。
また店舗自体老朽化で、改装しないと店舗の継続が難しい場合もスクラップアンドビルドの検討段階に入っていると言えます。

近年は商店街などが弱体化している影響があります。こういったスクラップアンドビルドの流れは今後も続いていくのではと予想されます。